日本発の創薬スタートアップが、世界で戦うために必要なものは何か。
優れた研究成果や独自技術があっても、それだけでスタートアップが成長するわけではありません。創薬モダリティの多様化、開発コストの上昇、資金調達環境の変化、グローバル競争の激化により、創薬スタートアップにはこれまで以上に高度な経営判断と、戦略的なパートナーシップが求められています。
その成長を支える重要な存在が、製薬企業による事業開発と、ベンチャーキャピタルによる投資です。
製薬企業は、どのような技術や企業に可能性を感じるのか。
投資家は、どのような観点で投資判断を行うのか。
研究成果が事業化へとつながるためには、何が必要なのか。
そして、日本発の創薬スタートアップが世界で戦うために、今後どのような経営人材・組織・ネットワークが求められるのか。
本イベントでは、製薬企業、ベンチャーキャピタル、スタートアップ支援者が一堂に会し、それぞれの視点から創薬スタートアップの成長に必要な要素を議論します。
「投資したい企業」とは何か。
「組みたいスタートアップ」とは何か。
「技術評価」と「経営評価」は、どこで交差するのか。
普段はなかなか表に出にくい、製薬企業と投資家それぞれの意思決定のリアルに迫ります。
後半では、M&J Companyが実施してきた体験型Micro MBAプログラムのエッセンスも取り入れ、参加者同士が立場を超えて対話できるワークショップ&交流セッションを実施します。
今回は、テキーラのテイスティングを題材に、学びと対話が自然に生まれる場をつくります。講演を聞くだけでは得られない視点や、新たなネットワーク形成の機会として、ぜひご参加ください。
こんな方におすすめです
・創薬スタートアップの経営・事業開発に関心のある方
・アカデミア発シーズの事業化に関心のある研究者・大学関係者
・製薬企業との連携やライセンスアウトを見据えている方
・VCから見た創薬スタートアップの評価ポイントを知りたい方
・福岡・九州発のライフサイエンスエコシステムに関心のある方
・創薬、ヘルスケア、バイオ領域で新たなネットワークを広げたい方
本イベントを通じて、創薬スタートアップを取り巻く「資本」と「事業開発」の現在地を共有し、福岡・九州から生まれる新たな可能性について考えます。
開催概要
・日時:2026年7月3日(金)17:00〜20:30(予定)
・会場:エフラボ九大病院
・形式:トークセッション、ワークショップ、交流セッション
・テーマ:創薬スタートアップ、製薬企業の事業開発、VC投資、経営人材、グローバル展開
主なディスカッションテーマ
・今後期待される創薬領域と投資テーマ
現在注目されている技術領域、今後5〜10年を見据えた成長分野、日本発スタートアップへの期待について議論します。
・製薬企業とVC、それぞれの意思決定
製薬企業はどのような企業と組みたいのか。VCは何を見て投資を決めるのか。技術評価、事業性、経営チーム、グローバル展開可能性など、判断のポイントを掘り下げます。
・スタートアップに求められる経営人材
CEO・経営チームの重要性、アカデミア発スタートアップの課題、事業化を前に進める人材・組織づくりについて考えます。
登壇予定※登壇者情報は順次更新します
加来 正夫 氏
アステラス製薬株式会社 事業開発部 インキュベーション推進グループ 部長
製薬企業で16年超の事業開発経験を有し、国内外のアカデミア、企業間の各種提携を研究開発から商業化まで幅広いステージで担当。2024年より、オープンイノベーション活動を通じたインキュベーションの推進を中心とした創薬エコシステムの活性化を目的としたビジネス支援グループを率いる。
金澤 佳人 氏
第一三共株式会社 研究開発本部 研究統括部 研究イノベーション企画部 オープンイノベーショングループ ディレクター、博士(医学)
研究開発本部のオープンイノベーショングループにおいて、アカデミアおよびベンチャー企業との戦略的提携を推進。ベンチャーキャピタルとの連携を通じて社内アセットのインキュベーションを担い、オープンイノベーションを活用した研究開発価値の最大化に取り組んでいる。東北大学薬学部卒業。
具島 三佳 氏
QBキャピタル シニアアソシエイト
ベンチャーキャピタリスト。大学発スタートアップへの投資を行うQBキャピタルに2020年9月から参画し、主にバイオ・ヘルスケア領域に投資を行う。前職で独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)にて新薬審査員をしていた経験を活かして、投資先の支援をしている。また、投資活動だけではなく、大学の研究者に伴走しながらシーズを育成して起業に導く、創業前からの支援も実施している。
齊藤 光 氏
Saisei Ventures パートナー
細胞治療や遺伝子治療などの先進的なバイオテクノロジー企業に投資する、新設のグローバルベンチャーキャピタルSaisei Venturesのパートナーとして、日本の科学技術を欧米のエコシステムと融合してカンパニークリエーションを行う。複数のバイオベンチャー企業の創業チーム、取締役として成長支援を行う。
辻川 大 氏
FFGベンチャーパートナーズ パートナー
大阪大学基礎工学部機械工学科卒。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。
東芝、GEヘルスケアを経て、2004年よりベンチャーキャピタル業務を開始。金融系、独立系、政府系のベンチャーキャピタルを通じて、ディープテックを中心に投資経験を重ね、最近10年間はライフサイエンスに比重を置いた投資活動を実施。2023年10月よりFFGベンチャービジネスパートナーズに参画。
松田 穣 氏
中外製薬株式会社 事業開発部 サーチ&エバリュエーショングループマネージャー
Friedrich Miescher Institute(バーゼル大学)にて学位取得後、2009年に中外製薬に入社。創薬研究者として複数の抗がん剤プロジェクトに携わる中で、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)や米国ジェネンテック社にも滞在した。2021年から中外製薬本社にてChugai Venture Fund(CVF)の設立を提案・牽引し、これが中外製薬初のCorporate Venture Capitalとなった。現在は事業開発部・サーチ&エバリュエーショングループマネージャーとして、社外技術やアセットの探索を行うとともに、中外製薬にとって新たな形のオープンイノベーション実現への取り組みに従事している。(Ph.D., MBA)
瀬尾 亨 (Toru Jay Seo)
株式会社Newsight Tech Angels 代表取締役社長
Lucidaim株式会社およびNewsight Tech AngelsのCEO。自ら創薬スタートアップと投資事業を立ち上げ、ライフサイエンス分野の次世代エコシステム形成をリードしている。加えて、バイオベンチャー人材の育成と開発を目的としたM&Jカンパニーの共同創設者でもある。米Wake Forest大学で分子細胞病理学の博士号を取得後、コロンビア大学で心血管・代謝疾患の研究に従事。助教授として脂質代謝領域の独立研究室を主宰した。2007年からはGSK、Merck、大正製薬、Pfizerなどグローバル製薬企業で創薬・事業開発を歴任し、2019年にはPfizer本社のWorldwide Business Development部門においてアジア統括リード(APAC Head of Search and Evaluation and Business Development)を務めた。2021年に独立後は、バイオテック創業、アーリーステージ投資、スタートアップ支援に注力。大阪大学卓越大学院プログラム、大阪公立大学および早稲田大学ビジネススクールの非常勤講師も務める。
※本イベントは、福岡県認定バイオインキュベーション施設運営事業費補助金を活用しています。