イベントレポート:大学シーズの事業化を“人”で動かす― 事業化を動かすもう一つのストーリー
3月19日(木)、エフラボ九大病院で、パーソルテンプスタッフ株式会社の主催による医療・ライフサイエンス分野の研究事業化をテーマにしたイベント「大学シーズ × 事業成長人材 ― 事業化を動かすもう一つのストーリー」を開催しました。

当日は、事業成長人材、副業に関心を持つビジネスパーソン、支援者、自治体など、さまざまな立場の方々が集まり、会場は終始、熱量の高い空気に包まれていました。
会場は「研究と人が自然につながる場所」
エフラボ九大病院は、研究者、スタートアップ、支援人材、投資家が交差し、新しい創薬の“はじまり”が生まれることを目指したインキュベーション施設です。
この日も、開場と同時に参加者同士の会話が自然と生まれ、
「今日はどんな話が聞けるのだろう」
「研究事業化のリアルを知りたい」
そんな期待が会場全体に広がっているのが印象的でした。
「事業化を動かすのは、結局“人”」
まずは、研究事業化の現場に実際に伴走してきた3名によるトークセッション。
登壇したのは、
大学研究室の事業化支援を担ってきた実務家の竹内 留佳氏 、
大手製薬企業出身で現在は医療・ライフサイエンス分野の事業成長を牽引する西川 勇人氏 、
大学研究と産業界をつなぐオープンイノベーション支援に携わる坂上 功樹氏。
いずれも、研究事業化の現場を熟知する「現場を知る」メンバーです。
ファシリテーターはパーソルテンプスタッフのマネージャーで、エフラボ九大病院「HRコンシェルジュ」の常駐担当者である中橋 翔子が務めました。

(キャプション)左から、中橋翔子、西川勇人氏、坂上功樹氏、竹内留佳氏
トークでは、
・PARKSに関わることになったきっかけや、支援を決めた理由
・研究の価値をどのように社会につなげていくのか
・実際に支援をしてみて感じたことや、自身の気づき
・評価や資金調達、人材面で直面するリアルな壁
・なぜ大学研究に関わり続けているのか
・副業という関わり方の可能性
といったテーマで、実体験をもとに語られました。
中でも印象的だったのは、
「研究そのものの価値だけでなく、それを社会に届けるための“人の役割”がいかに重要か」という言葉と、
「事業成長人材(支援人材)に必要なのは好奇心を持って積極的に行動ができる人」
というメッセージでした。
参加者の多くが深くうなずきながら聞き入っている姿が見られました。

立場を超えた対話が生まれたネットワーキング
トークセッションのあとは、参加者同士が直接交流できるネットワーキングでした。
研究テーマについて相談する事業成長人材と支援者、
「どんな関わり方ができるのか」を探る副業希望者、
支援の可能性を模索する支援者——。
肩書や立場を越えた対話が自然に生まれ、
会場のあちこちで具体的な話が交わされていました。
参加者からは、
「企業ではたらきながら副業でも能動的に活動し、パワフルに活躍する人材の姿に刺激を受けた」
「登壇者をはじめ、さまざまな方と意見交換でき、自分のキャリアについても新たなヒントを得ることができた」
といった声も聞かれ、密度の濃い交流の場となりました。
エフラボから、次の共創が生まれる
今回のイベントは、
事業成長人材、支援者、学生らが出会い、
「共創の第一歩」が生まれる接点づくりを目的として開催しました。
一つひとつの出会いは小さくても、
そこから新しい挑戦やプロジェクトが生まれていく——
そんな可能性を感じさせる時間だったように思います。
パーソルテンプスタッフは今後も、大学や研究機関と人材をつなぐ取り組みを通じて、
研究成果の社会実装と、地域発イノベーションの創出を支援していきます。
エフラボ九大病院から、次はどんなストーリーが動き出すのか。
その瞬間に、また立ち会えることを楽しみにしています。